坂本龍馬が長崎港を一望した場所に立つ「龍馬のぶーつ像」に異常がみつかり、建立した市民団体では修繕のためのクラウドファンディングを実施しています。 【写真を見る】坂本龍馬が長崎港を一望した場所に立つブロンズ製「龍馬のぶーつ像」に異常　修繕のクラファン実施中 1865（慶応元）年、坂本龍馬が日本初のカンパニー（商社）である「亀山社中」を設立した長崎市伊良林。市民有志でつくる「亀山社中ば活かす会」は、未整備だった「亀山社中」跡を中心に歴史散策路や看板、資料展示場を整備し、1995年には龍馬のトレードマークであるブーツと船の羅針盤をデザインしたブロンズ製のオブジェ「龍馬のぶーつ像」を、長崎の町や港が一望できる場所に建立しました。 実際に履くことができる「龍馬のぶーつ像」は、龍馬ファンを中心に人気の観光スポットにもなっていますが、7年前「舵輪」と「支柱」の接続部分が緩んでいるのが見つかりました。 会では、金具や結束バンドで固定するなど修理を重ねてきましたが、完全には直せておらず、製造元である富山県の鋳物専門業者に完全修復を依頼するため、クラウドファンディングを実施しています。 亀山社中ば活かす会・事務局長　真崎康三さん: 「観光資源として長崎の財産でもあるので、これを次世代に残すのが我々の夢であり希望」 高知県から来た龍馬ファン: 「直した方が一番いいですよね。（龍馬ファンにとって）ここ長崎っていうのは聖地じゃないんでしょうかね」 「亀山社中ば活かす会」では、会員の会費や展示場内での募金活動などで活動を行ってきましたが、コロナ禍で入館者が激減したことなどから家賃や修繕費の捻出に苦慮しているということです。 クラウドファンディングは今月17日までで、目標額100万円に対し12日午後6時現在の支援額は24万5,500円となっています。