“日本一のそばガール”に密着 新そばの季節に奮闘!若い力で過疎のマチを盛り上げる 北海道
秋の一大イベント「そば祭り」。 石川さんもこの日を楽しみにしていました。 (幌加内のそば打ち仲間)「私はね、素晴らしいことだと思う。幌加内を盛り上げているからね」 (石川朋佳さん)「ありがとうございます。絵に描いたようなことを言ってくださって」 (幌加内のそば打ち仲間)「本当にそう思うから」
石川さんの「師匠」坂本さんも、来場客にふるまう新そばの準備に大忙し。 そこにー
(石川朋佳さん)「(エプロン)持ってきました。これは坂本さんにプレゼントです」 (坂本勝之さん)「いやー、緊張するね」
そば殻で染めたエプロンをまとい、坂本さんがそばを打ちます。 (石川朋佳さん)「すごい綺麗です。手でやったと思えない」
幌加内の新そばに来場客は舌鼓! 石川さんの思いのこもったあのエプロンも、来場客の手に届きます。
(石川朋佳さん)「これを煮出して原料にして浸して、ひたすらもんで色をつける草木染めの製法です」 (そば殻染めを購入した人)「マチのために何かしようとか、無駄なものをどうにかしようとかっていうことを若い人が考えているということが、未来の北海道をつくるんだろうなと思っているので頑張ってほしい」
石川さんの見据える「幌加内の未来」とは?
石川さんの視線は“そば日本一・幌加内”のずっと先の未来を見据えています。 (石川朋佳さん)「小さいそば殻で小さい原料となって、それが1個のエプロンになるのも循環じゃないですか。その小さな積み重ねをすることが今私にできることだなと思うので、それが派生して広がっていけばいいな、それが大きいお金を生むことにもつながってくるんじゃないのかな」
キーワードは「循環」。 資源だけではなく、人も経済も循環させる。 幌加内が日本一のそばの町であり続けるために、人呼んで“そばガール”の歩みは続いていきます。