“日本一のそばガール”に密着 新そばの季節に奮闘!若い力で過疎のマチを盛り上げる 北海道
(坂本勝之さん)「幌加内はどんどん過疎になってきているが、資源がたくさん豊富にあると思っている。その資源をどのように活用できるか。これからの社会ってのは若い力・センスを得ながらやっていかないと生き抜いていけない時代になってきている」
そのそば殻を煮出して生地を丁寧に染めるー ただ廃棄していたそば殻が、貴重な染物の原料となるのです。
この日、師匠の坂本さんに見せたかった試作品があります。 (坂本勝之さん)「これは何?」 (石川朋佳さん)「そば殻で染めたエプロン。これから発売しようと思って」 (坂本勝之さん)「色がいい。幌加内のにおい」 (石川朋佳さん)「これでそば打ち、似合います!」 (坂本勝之さん)「こうやって取り組んでくれたことはものすごい自慢です。これが産業になるような流れになってほしい」
そばハウスができるかも!? そば活用に模索する日々
寝ても覚めても「そばから出る資源の活用」を模索する日々です。 (石川朋佳さん)「(捨ててしまう)そばを固めたもので、硬いんですよね。そばと小麦、二八(そば)の建材。家のタイルになるとか、いずれ建築の材料としても使えるかもしれない。そばハウスができるんじゃないかなと妄想中です」
そばの甘皮をつかったお茶の開発も、日々ブラッシュアップ。 (石川朋佳さん)「資源の循環は人の循環でもあり、お金の循環でもあるなって当たり前のことに最近気づいて」
(石川朋佳さん)「中学校の修学旅行で農業体験に目覚めて、その農家と文通し続けた。いったん札幌近郊の普通科の高校に進学するんですけど、どうしても合わなくて。全道の寮の農業科の高校を探して、一番自分に合ってそうだと幌加内を選んだ」
(記者)「なんでそんなに幌加内のために頑張るんですか?」 (石川朋佳さん)「自分がつらかった時に支えてくれたマチっていうのが一番大きいですね。そこには坂本さんという人がいて、その3年間があったからこそ次に踏み出せたので。生まれも育ちも幌加内ではないですけど、このマチがあったから次の人生を歩める」