【阪神】藤川球児監督2・8初紅白戦「どんな選手も簡単にベンチには入れない」1、2軍合同聖域なきサバイバル
阪神が2月の沖縄キャンプで、8、9日に1、2軍合同の紅白戦を実施する予定であることが9日、分かった。首脳陣は自主トレやキャンプでの取り組みを確認し、特に野手に関しては結果次第で入れ替えの判断材料にする方針。年明け初となる実戦の場で、生き残りを懸けた聖域なき激しいバトルがスタートする。 近本、大山、佐藤輝、森下ら主力を担うレギュラー陣は別枠だが、その他の選手は全員が対象だ。実績がある選手も、岡田監督(現オーナー付顧問)時代に1軍定着を果たした選手も、競争下に置く。藤川球児監督(44)は「紅白戦、オープン戦で若い選手が打てば打つほど(ベテランの)出番はなくなっていく、それが競争。僕が監督になった以上、勝負はそういうもの。イスは少ない。どんな選手も簡単にベンチには入れない」と考えを示す。 この日は春季キャンプの日程が発表された。1軍は2月1~28日、宜野座村のバイトするならエントリー宜野座スタジアムで、5、10、14、19、25日の休日を挟みながら鍛錬を積む。対外試合の初戦は15日の楽天との練習試合(宜野座)で、指揮官にとっての初陣。キャンプ期間はオープン戦を含む計5試合を組む。 一方、2軍キャンプ参加のベテラン選手についても宿舎は1軍と同じにする計画もあり、グラウンド外では配慮も見せる“球児流キャンプ”。南国での重要な1か月を有効活用し、戦力を見極める。(中野 雄太) ◆岡田前監督の春季キャンプ1、2軍合同紅白戦 ▽23年 “予選”と“本戦”の2ラウンド制。1試合目に1軍中心の6回制を行い、シートノックを挟み2軍中心の4回制という斬新な方法。結果を踏まえた上で翌日の2試合目は1、2軍シャッフルの9回制。 ▽24年 選手の立候補で打順を決める早い者勝ちオーダー。当日朝、ホテルのホワイトボードにスタメン表を貼り、好きな場所に名前を入れる。登板予定の投手は紅組、白組ともあらかじめ書いておく。
報知新聞社