横浜DeNAのグリエルが入団会見「対戦したいのはマエダ」
横浜DeNAの新外国人選手、ユリエスキ・グリエル内野手(29)が2日、横浜市内のホテルで入団会見を行った。日本という「海外」リーグに挑戦する理由や対戦したい投手などについて語った。 グリエルは「キューバの至宝」ともいわれるキューバ代表の主軸選手。キューバ・リーグでは13年間プレーし、本塁打王2回、打点王3回、そしてMVPに2回輝いている。会見に同席した高田繁GMも「キューバで最高の選手」と評価。チームは2日現在、最下位と厳しい状態だが、「グリエルがオーダーに入ることでチームをガラッと変えてくれることを期待している」と語った。
日本でずっとプレーしてみたいと思っていたというグリエルは、WBCでの日本との対戦を通じて「世界で有数のレベルの高さを感じた」。長くプレーしたキューバでは相手投手の配球を読むのが難しくなくなってきたといい、「他の国のリーグで自分がプレーしたらどんな成績を残せるのだろうと考えるようになった」と、海外リーグに挑戦した理由を明かした。 対戦してみたい投手には、まだ知らない投手も多いと前置きした上で、広島の前田健太を挙げた。「WBCで印象づけられた」といい、スピードやコントロールの良さを評価した。 父親も3年ほど日本の社会人野球でのプレー経験があるという。自身の日本滞在はまだ3日間だが「たくさんのファンが(自分に)気付いて声をかけてくれた」ようで、キューバと同じように日本の野球熱の高さを感じたという。ファンに向けては「我々を信じてほしい。クライマックスシリーズに行けるように頑張る」と最下位からの巻き返しを誓った。