明るい表情で練習する宗（撮影・井垣　忠夫）

　オリックスは21日のリーグ戦再開から恒例の「Bs　オリ姫デー2024　supported　by　DHC」と銘打ち、本拠地6試合を迎える。最下位の西武との3連戦で再出発し、25日からは13ゲーム差で追う首位・ソフトバンクとの直接対決。逆転でのリーグ4連覇へ気勢を上げるには「オリ姫」の後押しが欠かせない。 　昨年の大混雑を踏まえ、今年はイベント日の前日から「オリ姫デーグッズ」を球団直営店「Bs　SHOP」で“プレ販売”した。先頭のファンが午前4時半から並ぶなど約300人の行列ができ、予定より20分早い午後0時40分に開店。借金4の5位に甘んじても人気に陰りはない。「Buffaloesオリメンインスタントフォト風クリアカード（シークレット）」が約3時間半で売り切れになるなど、コンセプトの「ミュージシャン」の物販さながらの盛況ぶりだった。 　今年の「オリメン投票」で6位に入った宗は「いい姿を見せられるように」と腕ぶした。京セラドームでの全体練習後には一人だけ残り、中嶋監督の直接指導でティー打撃を繰り返した。「（ボールに）力が伝わりやすいように、後ろ足の使い方です」。はるか先に見える鷹の背中を追い、まずは本拠地に集う多数のオリ姫を沸かせる決意だ。　（阪井　日向） 　▽オリ姫デー　15年から毎年実施されている、オリックスファンの女性＝オリ姫のためのイベント。かつては男性ファン版「オリ達デー（15～18年）」、子供ファン版「オリっ子デー（16年）」もあった。今季は21～23日の西武戦と25～27日のソフトバンク戦6試合、いずれも京セラドームで実施。通算成績は20試合（18年のオリ姫＆オリ達デー1試合を含む）で6勝12敗2分けの勝率.333。