「イタリアのサッカーは遅すぎる」 CLでのユーヴェ、ボローニャの敗戦を受けて名将カペッロ氏はセリエAのレベルに苦言
イングランド、ドイツなどに比べるとゲームスピードが遅い?
果たして今季イタリア・セリエAのクラブはチャンピオンズリーグ決勝トーナメントに何チーム送り込めるだろうか。昨季のセリエA王者インテルは今節ヤングボーイズを撃破し、2勝1分と悪くないスタートだ。 しかし、その他のクラブは苦戦するケースも目立っている。今節はボローニャがアストン・ヴィラに0-2で敗れ、ユヴェントスもシュツットガルトに0-1で敗北。 ミランはクラブ・ブルージュを撃破したものの、3試合目にして初勝利。ここまで盤石な戦いとは言えない。アタランタは今節セルティックとスコアレスドローに終わっており、1勝2分と勝ち切れないところがある。 伊『TuttoSport』によると、イタリアの名将ファビオ・カペッロ氏はイタリアのクラブが他リーグのハイプレスに対応できていないと苦言を呈している。普段のセリエAのゲームスピードが遅いと見ているのだ。 「イタリアのサッカーは遅すぎるよ。走ってプレッシャーをかけてくるチームと対戦すると苦戦してしまう。高いポゼッション率に意味はない。EUROでのイタリア代表の分析を見て、私も考えさせられた。もっと何かしないといけない。今節はボローニャがアストン・ヴィラに負けたが、これは予想通りだった。ユヴェントスの方は何もできなかったね。常に消極的で、シュツットガルトの強さと闘志に対応できなかった」 ブンデスリーガ、プレミアリーグのクラブは攻撃的なチームが多く、ゲームスピードも速い。フランスのリーグ・アンもフィジカル自慢が揃うリーグだ。 そうしたクラブと比べると、カペッロ氏の言葉通りセリエAは少々ゲームスピードが遅いのかもしれない。その違いを肌で感じられるのもCLの醍醐味と言えるが、セリエAのレベルは上がっているだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部
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