NTT、東京・調布に自動運転の実験拠点…米新興企業のシステムを搭載したミニバンで走行
NTTは15日、東京都調布市で、自動運転の実証実験拠点を報道陣に公開した。NTTが出資する米新興企業「メイ・モビリティー」の自動運転システムを搭載したミニバンを使い、安全な走行に向けた実験を行った。 【図】一目でわかる…自動運転のレベルは5つに分かれる
拠点はNTTの研修施設内にあり、敷地内には高速・大容量通信「ローカル5G」が整備されている。このため車載カメラの映像をリアルタイムに遠隔で監視することができる。2024年度中には近くの公道での走行も計画している。
NTTは23年にメイ社に出資し、システムを国内で独占販売する権利を取得した。将来は運転手不足に悩むバス会社や自治体などに自動運転サービスを提供したい考えで、30年度以降、自動運転関連で年間1000億円の売上高を目指している。