「子どもが差別…」卒業準備の“卒業対策委員会”は必要なの?保護者が座談会で語った本音【#みんなのギモン】
■「教員の写真入りミネラルウオーター」「図書カード」を寄贈
寄贈は、別の卒対でも… 都内の区立小学校に子どもが通う、保護者のBさんの場合は。 保護者Bさん 「職員室へのお菓子ですね。あと余った卒対費で、教員の写真をラベルにしたミネラルウォーターの制作費をなぜか保護者たちが支払っているんです」 さらに。 保護者Bさん 「図書カードは、担任の先生たちに向けたものです。そういう物を渡すことが慣例化していることが一番の問題だと思います」 また、Bさんは、“卒対費”で卒業文集も購入していることについて、“国語の授業の一環で作っている文集は“学校の予算”で購入すべきではないか”と話します。
■卒対“非加入”の保護者「子どもが運動会で差別をうけた」
東京都墨田区在住で、保育園に通う子を持つ保護者のCさんは、多忙のため“卒対”に加入しない判断をしたといいます。ところが、保護者が“卒対”に入っていないことで、子どもに影響が及んでしまったと話します。 保護者Cさん 「去年の秋に運動会があったのですが、うちの子以外の子どもたちのTシャツには、(卒対が用意した)お揃いのシールが張られていました。うちの子がそれを見たときに、“仲間外れにされた”と思い、ずっと泣いていました」 自宅で練習に励み、運動会を楽しみにしていたというCさんの子ども。当日、卒対が用意したシールの持ち込みは、保育園側も知らなかったといいます。 保護者Cさん 「年長で最後の運動会でしたので、とても悲しい運動会になってしまいました。 子どもたちのためにやるのであれば、全ての子どもたちに平等にシールが配布されなければならないはずなのに、大人(卒対)が子どもを仲間外れにするという行為が、その保育時間中にされたということが一番の問題だと思います」 Cさんは、運動会終了後、園長や、園を管理運営する区の担当者と 相談。その後、区は園や保護者に対し、「保護者全員の同意がない制作物の持ち込みは禁止」するよう通知をしたといいます。 Cさんは、“卒対”の活動の許可を認めている園や行政側が、子どもに不利益がないようガイドラインを作ってほいしいと訴えています。