【大学野球】金丸の関大V逸決定 エースは前日に腰の違和感で登板なし 4年間で一度も選手権出場ならず
◆関西学生野球春季リーグ戦 ▽第6節2回戦 関学大5―3関大 (12日・甲子園) 関西学生野球は第6節が行われ、プロ注目左腕・金丸夢斗(4年=神港橘)擁する関大は、関学大に競り負けた。伝統の“関関戦”を2連敗で終え、今リーグのV逸が決定。全日本大学野球選手権(6月10~16日・神宮、東京D=報知新聞社後援)出場を逃した。前日に腰の違和感を訴え降板した金丸はこの日、出場選手登録を外れていた。 先制された直後の2回に逆転したが、5回に集中打を浴び再逆転を許した。その後は関学大投手陣を打ち崩せず、無得点のまま終わった。 「神宮で投げさせてあげたかった」。試合後、小田洋一監督の口からは、一度も選手権に出場できずに大学生活を終えることとなった絶対的エース左腕への無念があふれ出た。腰の状態については「重症ではないと思う」と前置きした上で「まだ病院にも行けておらず、(今後)本人と相談する」とした。 V逸決定も「最後まで全力で戦う」と指揮官。「無理はさせない」としつつも、「投げられる状態にあれば」と今後の登板機会を示唆した。今秋ドラ1候補左腕は体を万全にし、マウンドに戻ってくる。
報知新聞社