4軒で『ハシゴ酒』し飲酒運転…視覚障害の息子に付き添った母親らはね死傷 運転の男に懲役12年求刑「思いとどまるべき事情あった…それでも飲酒運転した」
去年12月、大阪府岸和田市で飲酒運転で親子2人を死傷させた罪に問われている男の裁判。検察側は懲役12年を求刑しました。 岩井拓弥被告(31)は去年12月、岸和田市で酒に酔った状態で乗用車を運転。対向車線脇の路側帯を歩いていた親子2人をはね大久保春江さん(当時82)を死亡させたほか、息子(51)にも重傷を負わせたとして危険運転致死傷の罪に問われています。 被告は忘年会に車で向かい4軒の飲食店で飲酒。帰宅途中で事故は起きました。亡くなった春江さんは視覚障害がある息子に付き添っていました。 検察側は19日「当時の被告の自宅などは駅から近く電車を使えたうえ、当日は用事もなく帰宅を急ぐ必要はなかった。思いとどまるべき事情がいくつもあったのにそれでも飲酒運転をした」と糾弾。 懲役12年を求刑しました。判決は来週言い渡されます。