米国防長官「北朝鮮軍、ロシアにいる…何をするかは見守らなければ」
NATO報道官も「北朝鮮軍の派兵を確認…NATO同盟国が協議中」
米国のロイド・オースティン国防長官が「北朝鮮軍の兵士らがロシアにいるという証拠がある」と述べた。 オースティン長官は23日(現地時間)、イタリアのローマを訪問し、取材陣にこのように語った後、「彼らがそこで正確に何をするのか、それは見守らなければならない」とし、「それはわれわれが見守ってから明らかにすべき問題だ」と付け加えた。ロイター通信が報じた。 米国がロシアへの北朝鮮軍兵士の派兵を確認したと明らかにしたのは初めて。 オースティン長官はさらに「彼らが共同戦争参加国で、ロシア側に立って戦争に参加するつもりなら、それは非常に深刻な問題」だと述べた。 NATOのファラ・ダクララ報道官もこの日、NATO同盟国がロシアへの北朝鮮軍派兵の証拠を確認したと述べた。 聯合ニュースの報道によると、ダクララ報道官は立場表明文で、「この兵力がウクライナで戦うための目的なら、これはロシアの違法な戦争に対する北朝鮮の支援と関連した重大な緊張の高まり」だと述べた。また「ロシアが戦線で相当な損失を被ったというもう一つのシグナル」だとし、「同盟たちがこの問題に対して協議中であり、北大西洋理事会(NAC)が報告を受け、この問題をさらに議論するだろう」と述べた。 これに先立ち、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領はウクライナ軍のオレクサンドル・シルスキ総司令官からの報告だとして、「6千人ずつ2個旅団の北朝鮮軍兵士がロシアで訓練中だという情報を入手した」と主張した。 ゼレンスキー大統領は「これは挑戦だが、われわれはどのように対応すべきか分かっている。すべてのパートナーがこの挑戦に躊躇しないことが重要だ」とし、「北朝鮮の戦争介入を糾弾したすべての国家と指導者に感謝する」と述べた。ゼレンスキー大統領は北朝鮮軍の訓練場所のような具体的な内容には触れなかった。 パク・ビョンス先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )