「改革の礎になった」関淳一・元大阪市長死去、横山英幸市長が悼む
大阪市の横山英幸市長は12日、平成15~19年に市長を務めた関淳一氏が亡くなったことを受け、「職員厚遇やカラ残業が問題になったときに改革を進められ、大阪の改革の礎となった。ご冥福をお祈りする」と述べた。記者団の取材に答えた。 【写真】大阪市長選で有権者に手を振る関淳一氏=平成19年11月 関氏が17代市長に就任後、ヤミ年金・退職金支給や市職員へのスーツ支給といった職員厚遇問題が発覚。福利厚生費の削減や職員の新規採用凍結を打ち出すなど、市政改革を推し進めた。 横山氏は、市はかつての課題を乗り越え「2025年大阪・関西万博やカジノを含む統合型リゾート施設(IR)に向かって一丸となっている」と強調。関氏の思いは職員に引き継がれているとし「強い気持ちで大阪市政にあたっていきたい」と述べた。