元新人王候補も放出対象!? ド軍のさらなる補強戦力を米メディアが推察「まだ終わっていない。さらなる大型トレードもある」
ふたたび頂に立つための人員整理は着々と進んでいく。現地時間1月7日に正二塁手のギャビン・ラックスをトレードで放出したドジャースは、さらなるトレードを画策しているようだ。 【動画】爽やかさも光る 米高校で練習に励む大谷翔平の「近影」をチェック 現地時間1月8日にドジャースのありとあらゆる情報を発信している米専門メディア『Dodgers Nation』は「チームのオフはまだ終わっていない。春季キャンプ前にさらなる大型トレードを行なう可能性もある」と報じた。 今オフのドジャースは、FA市場の目玉だった怪腕ブレイク・スネルと5年総額1億8200万ドル(約273億円)の巨額契約を締結。さらに昨季のワールドシリーズ制覇の立役者であったテオスカー・ヘルナンデスやトミー・エドマンとも再契約を結び、より強固な屋台骨作りを進めた。 一方で昨季の「弱点」ともなった投手陣のテコ入れは、完全に補完されたとは言い難い。ただ、さらなる新戦力獲得のためには、メジャーロースターの40人枠に空きを作る必要がある。ゆえにドジャースには現有戦力の整理が求められている。 そうした状況下で放出候補に挙がっているのが、外野手のジェームズ・アウトマンとクリス・テイラーだ。 今のドジャースはテオスカー・ヘルナンデス、トミー・エドマン、新加入のマイケル・コンフォートがレギュラー候補。そこに外野もこなせるキム・ヘソンとアンディ・パヘスがバックアップとして加わる見込みで、アウトマンとテイラーを残しておく必要がないのではないかと見られている。 仮に放出に踏み切ったとして、よりハレーションを広げそうなのが、アウトマンだ。ルーキーイヤーだった23年に出場151試合で打率.248、出塁率.353、長打率.437と傑出した成績を記録。新人王投票でも3位に入った27歳だったが、24年に成績が低迷。一時はマイナーに落とされるなど序列が低下していた。 球団が慎重に育成を続けてきた元トッププロスペクトだけに、1年のスランプで見限るとなれば、関係者やファンの間で波紋が広まりそうではある。しかし、トレードの可能性を伝えた『Dodgers Nation』は「彼はMLBキャリアにおいてこれまでとは異なる段階にいる」と強調。シビアな見方を崩さなかった。 ドジャースのテコ入れはどこまで進むのか。彼の補強動静から目が離せない。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]