ライオンズ整形外科クリニックを公開 日本に3台しかないレッグプレス導入 選手も歓迎 源田壮亮「1年早くできていれば」
西武は26日、帝京大などと協力し、本拠地ベルーナドーム(埼玉県所沢市)向かいに新設した「ライオンズ整形外科クリニック」を公開し、選手らが見学した。昨年パートナーシップを締結した帝京大の医師がチームドクターに就いており、チームドクター5人が選手らアスリートを支えるほか、地域住民にも医療サービスを提供する。 ■秋山幸二さんが〝伝説のバク宙〟披露!? 【動画】 施設にはMRI検査やエコー検査ができる装置も設置。ベルーナドームでの1軍戦開催時は、診療時間外の選手の突発的なけがにも対応する。リハビリ施設には日本で3台しかなく、欧州の強豪サッカークラブなどで利用されている米国製のレッグプレスを導入。下半身の筋力、スピード、パワーなどのデータが計測でき、左右のバランスの差異などを把握することで復帰時期の目安にできるという。 レッグプレスを体験した増田達至投手(35)は「体のバランスが数値で出てくるので、メンテナンスとして考えていければ。けがせず利用しないことが一番だけど、こういう環境があると安心感が増して思い切ってプレーできる」と感謝。昨年はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で右手小指を骨折した影響で1軍合流が遅れた源田壮亮内野手(31)は「本当、1年早くできていればと思いますけど…」と冗談交じりに話しながら「自分の感覚以外の部分でサポートしていただけるのはありがたい」と語った。 クリニックは一般社団法人「ARMS」が運営し、4月1日に開院。診療時間は平日が午前9時~午後1時と午後3時~午後7時。土曜は午前9時~午後1時と午後2時~午後6時。日・祝日は休診。問い合わせは埼玉西武ライオンズインフォメーションセンター=0570(01)1950(平日午前10時~午後6時)。
西日本新聞社