【UFC】37歳ヘビー級王者ジョン・ジョーンズ初防衛「引退しないと決心」現役続行表明
〈総合格闘技:UFC309大会〉◇16日(日本時間17日)◇米ニューヨーク・マディソンスクエアガーデン 【写真】リングサイドで観戦するドナルド・トランプ次期大統領とイーロン・マスク氏 UFCヘビー級王者ジョン・ジョーンズ(37=米国)が圧勝で初防衛に成功した。元王者で同級8位のスティペ・ミオシッチ(42=米国)の挑戦を受け、3回4分29秒、TKO勝利でベルトを守った。同回残り20秒、右ストレートからのバックスピンキック(後ろ回し蹴り)で挑戦者の脇腹を強打して仕留めた。 試合後、ケージ(金網)サイドで試合視察していたドナルド・トランプ次期大統領や実業家イーロン・マスク氏のもとに駆け寄ってあいさつ。トランプ次期大統領のトレードマークとなる腕を振り上げるダンスも披露し、初防衛成功のムードを自ら盛り上げた、新旧王者対決を制したジョーンズは戦前から問われてきた引退をきっぱりと否定。「オクタゴン(金網)でのオレの勝利について、選択肢があることは分かっているが、引退しないと決心した」と言い切った。一方で、ミオシッチは「これで終わりだ。引退する」と表明していた。 ジョーンズは23年3月のUFC285大会でシリル・ガーヌ(フランス)との同級王座決定戦で1回一本勝ちしてUFC2階級制覇を達成。当初は同年11月にミオシッチの挑戦を受ける予定だったが、練習中に左胸筋腱(けん)断裂の重傷を負って試合延期に。約1年8カ月ぶりのオクタゴン復帰だった。 なおUFC309大会はU-NEXTで配信された。