国の年金例「標準夫婦」は令和の今も専業主婦世帯。共働きなら年金いくらになる?
共働き世帯は現在の収入だけでなく年金受給額も増やしやすい
厚生労働省の「標準的な年金額」は専業主婦(主夫)の世帯を想定したものであるため、共働き世帯では参考にしづらい可能性があります。 年金受給額の計算は、年収以外にも就労開始日や生年月日などの影響を受けるためやや複雑です。 厚生労働省のシミュレーション「公的年金シミュレーター」でみてみるのもよいでしょう。 共働き世帯はふたりで収入を得る分、世帯全体での年収を増やしやすくなります。 厚生年金の受給額は月収に近い「平均標準報酬額」に比例するため、年収が多くなれば世帯全体の年金受給額も増加します。 共働き世帯の夫婦の方は、それぞれの年金額受給額をシミュレーションして、世帯全体の金額を試算してみましょう。
参考資料
・日本年金機構「Qいつの支払いから改定後の年金額が適用されますか」 ・厚生労働省「令和6年度の年金額改定についてお知らせします ~年金額は前年度から 2.7%の引上げです~」 ・厚生労働省「【Q&A】5.試算結果」 ・厚生労働省「公的年金シミュレーター」
太田 彩子