【地方競馬】フェブランシェが重賞初制覇 東京シンデレラマイルを5馬身差快勝
「東京シンデレラマイル」(30日、大井) JRAから新たなスター候補がやってきた。1番人気のフェブランシェが4角先頭から5馬身差を付けて重賞初制覇。2着に7番人気のマーブルマカロンが入り、藤田輝厩舎のワンツー。ともに「デイリー盃第71回クイーン賞・Jpn3」(25年2月11日・船橋)への優先出走権を獲得した。ラストランとなった3番人気のスピーディキックは3着に終わった。 とんでもない牝馬がJRAからやってきた。姉に昨年の凱旋門賞4着馬スルーセブンシーズなどを持つ4歳馬フェブランシェ。2番手から4角手前でうなるような手応えのまま先頭に立つと、直線は独走状態。最後に内ラチ沿いを伸びてきた僚馬に5馬身差を付けた。 初コンビの吉原寛は「2番手の理想的な競馬。抜け出したら遊ぶと聞いていたので、あまり早めに抜け出したくなかったけど、手応えが違ったね」と目を丸くした。自身のキャリア更新中の年間重賞27勝目。大みそかは高知県知事賞(高知)で連覇を狙うユメノホノオに騎乗する。 JRA所属時に関東オークス7着があり、鞍上が「交流重賞でも通用する馬。来年が楽しみ」と太鼓判を押せば、藤田輝師も「オーナーと相談ですが、ジョッキーも話してたけど、距離はもう少し長くても大丈夫そう。来年が楽しみですね」と笑いが止まらなかった。