世界一過酷な24時間レースが史上最短の7時間に…ニュルブルクリンクは今年も波乱の展開でした【Key's note】
スタート直後の雨で怒涛のスタートとなったが……
スタートドライバーを仰せつかった僕は、決勝スタートに備えてスリックタイヤでグリッドに整列したのですが、スタート前セレモニーの最中にポツポツと雨が降りはじめました。1周のフォーメーションラップを走行中に雨脚は強まり、スタートラインを横切る前に緊急ピットイン、ウエットタイヤで猛追を開始することになったのです。 というような天候に翻弄されたレースなのですが、ついには濃霧が発生。わずか7時間を走行した時点で走行中断に。結局はそのまま24時間が過ぎてしまいました。「世界一過激な24時間レース」は、「史上最短の24時間レース」になってしまったのです。 天候不順はニュルブルクリンク名物でもありますが、それにしても濃霧で7時間レースになってしまうとは……。世界一過酷というのは健在ですね。これもニュルブルクリンクの名声を高めることになったのですから驚きです。
木下隆之(KINOSHITA Takayuki)
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