「ママは約束守ってくれないんだ」元テレ東・福田典子 2歳の子育てに「ママ、イヤつ!」と泣き出されて
「この重さを実感できるのはいつまでだろう」と想像すると涙ぐみそうになると語る、福田典子さん。イヤイヤ期真っ最中の2歳の子どもの子育てに、ハッと気づいたことがあるといいます。(全4回中の1回) 【写真】福田典子さんの肩甲骨が美しいウエディングドレス姿からママになった現在まで(全12枚)
■嘘をついているつもりはなくても ── 現在、2歳になるお子さんがいらっしゃるそうですね。ちょうどイヤイヤ期のころでしょうか。 福田さん:まさにイヤイヤ期の真っ最中。どちらかというと、ママに対してのイヤイヤが強く、パパに対してはなぜかまったくないんです。それはそれで、すごく寂しいのですが(笑)。最初のころは、抱っこをしようとすると笑いながら逃げる程度だったのですが、だんだん「ママ、イヤっ!」と、近づくとギャーッと泣きだすように。どうしたらいいのかと悩み、保育園の先生に状況を説明したら「子どもは大人が思う以上に賢いから、言われたことを覚えているものですよ」と言われたんです。
── といいますと? 福田さん:実は、子どもがYouTubeを見たがってお風呂になかなか入らないので「後で見ようね~」とごまかしてお風呂に誘導し結局、お風呂から出た後もYouTubeを見せずに、そのまま寝かしつけることが多かったんですね。その繰り返しによって「ママは約束を守ってくれないんだ」と、子どもなりに納得のいかない気持ちが蓄積し、それが「ママ、イヤ!」に繋がっているのかもしれないと言われ、ハッとしたんです。
── 嘘をついているつもりはなくても、結果的に子どもの心を傷つけているとしたら、ちょっとせつないですね…。 福田さん:そうなんです。子どもの気持ちにはできるだけ寄り添いたいし、要望も聞いてあげたいけれど、生活リズムはできるだけ崩したくないという葛藤があって、結果的に、嘘を積み重ねてしまうことに。「親や大人の言うことは信用できない」と思われないように、約束はきちんと守るべきだと反省しました。親の都合で我慢ばかりさせるのもよくないので、どうしてもYouTubeを見たがるときは少しだけ見せて、子どもの気持ちをいったん満たしてから、次の行動に移るように。子どもの関心を惹きつけるために「お風呂に氷を投げ込んでみようか?」「お気に入りのおもちゃをアワアワにして洗ってあげようよ」などと提案しながら、どんどんお風呂場へと誘導することも(笑)。日々、いろいろなやり方を工夫しているところですね。その甲斐あって、だいぶママへのイヤイヤが収まってきました。