従業員に退職代行を通じて辞職を伝えられたのは退職代行会社 経緯をSNSで公表
退職代行の会社が、従業員に別の退職代行を通じて退職を伝えられた事実を公表しました。その詳細を会社に取材しました。 【画像】「言ってくれればすぐに退職認めたのに…まさにその通り」授業員に退職代行使われた代行会社
■退職の理由「自分の性格と適性に合わず…」
「退職代行モームリ」X 「従業員に退職代行を使われました」 投稿したのは、退職代行サービスを行う会社「退職代行モームリ」です。 退職代行とは、退職の意思を本人の代わりに働いている会社へ伝えるサービス。そんな「退職代行の会社」の従業員が、別の「退職代行サービス」を使って退職したというのです。 一体、何があったのでしょうか?退職代行モームリ代表の谷本慎二氏に話を聞くことができました。 谷本代表 「採用してから、元々持病があったとのことで、休みがちでほぼ出勤はされていない方だった。本日(11日)が出勤予定だったのですが、来られずに退職代行に依頼して、連絡をしたという形」 1カ月ほど前に採用した従業員は体調不良が続き、出勤したのは2、3日ほどだったということです。 その従業員が利用した、別の退職代行サービスから伝えられた退職の理由は…。 「退職代行モームリ」X 「自分の性格と適性に合わず、新しいところに転職をしたかった」 谷本代表 「本当に悲しいですね。『言ってくれれば退職なんてすぐ認めたのに』とか(代行で)言われるのですけど、まさにその通りだなと思った。うちが実際に代わりに連絡をしているので、うちがそれを言ってはいけないなと」
■公表の狙い「すべて会社が悪いわけではない」
退職代行の会社の従業員が別の退職代行サービスを使って退職したことを公表。その狙いを聞きました。 退職代行サービスで従業員が退職するのは、会社側に非があると思われがちですが、必ずしもそうではないということを強調します。 谷本代表 「やっぱり賛否あることで、退職代行依頼された方のプライバシーもあるので、どうするか、かなり悩んだのですが。退職代行を使われたすべてが、会社が悪いわけではないって常々言ってきたことなので。伝える良い機会と思い投稿しました」 (「グッド!モーニング」2024年11月12日放送分より)
テレビ朝日