2025年版「新NISA口座乗り換え方法」6つの図解! 郵送撤廃→ウェブで手続き完結のネット証券はココ
日頃よく利用している銀行や対面証券にNISA口座を開いてしまったものの、格安の手数料やお得なポイント還元のことを知ってネット証券に乗り換えたくなった人もいるはず。そこで乗り換える方法を6ステップで解説する。【本記事はアエラ増刊「AERA Money 2024秋冬号」から抜粋しています】 【図6つ】新NISAの金融機関変更の手順がわかる図はこちら! NISAは「1人、1口座」と決められている。つまり、すでにどこかでNISA口座を開いている人は、所定の手続きをしない限り、別の金融機関でNISA口座を開くことはできないのだ。 「これから変更したい!」場合は、すでにNISA口座を開設している金融機関に「今後はこのNISA口座で投資しません」という届け出をしてから、新しい金融機関(ネット証券など)に口座開設の申請をすることになる。 NISA口座の変更が可能なのは1年ごとである点にも注意したい。「2024年は〇〇証券」「2025年は△△証券」と年単位で口座を乗り換えられる。その年に1回でもNISA口座で投資をしていたら、年の途中で乗り換えることはできない。 注意点はもう一つ。金融機関の乗り換えはできるが「乗り換え前の金融機関のNISA口座で買った金融商品を、乗り換え先の金融機関のNISA口座に移すことはできない」。 たとえば〇〇証券のNISA口座でAという投資信託(以下、投信)を購入していて、2025年から△△証券にNISA口座を乗り換えたとする。このとき、〇〇証券のNISA口座にあるA投信を△△証券のNISA口座に移すことはできない。 金融機関を変更すると「2024年にA投信を買った〇〇証券のNISA口座」と「2025年から新たな投信を買う△△証券のNISA口座」という2つの口座が走ることになる。2つの口座でそれぞれ買った金額は国税庁による名寄せで合算される。 新NISAで投資できる金額は一生で1800万円(非課税保有限度額)までだが、「〇〇証券でも△△証券でも1800万円まで買う」ことはできない。「〇〇証券と△△証券のNISA口座を合わせて1800万円まで」だ。