元リヴァプールのポール・ロビンソン氏に次ぐ2位の記録 通算4アシストのGKエデルソンは1億ユーロの男アントニーを超えた
キック精度の高さに定評のあるエデルソン
16-17シーズンにマンチェスター・シティに加わり、現レアル・ベティスのマヌエル・ペジェグリーニの後を継いだペップ・グアルディオラ。最初の夏に行った補強で獲得したのが、ジョン・ストーンズ、リロイ・サネ、イルカイ・ギュンドアン、クラウディオ・ブラーボ、ノリートの5人で、ビルドアップの要であるCBとGKに新戦力を加えた。 【動画】アシストを記録したエデルソンのタッチダウンパスはこちら ブラーボ獲得の狙いは後方からの組み立てを安定させるためだったが、被枠内シュートへのセーブ率の低さが目立ち、翌17-18シーズンにベンフィカからエデルソン・モラレスを獲得している。この補強は大当たりとなり、24-25シーズンとなった今でもシティの正守護神は同選手が務めている。 エデルソンの強みはキック精度の高さで、シティのビルドアップを最後尾から支えている。特にロングフィードは正確で、相手の背後にスペースを見つければ、一振りでボールを届けるキック力も持ち合わせている。 直近のプレミアリーグ第4節ブレントフォード戦では、そんなエデルソンのキックからアーリング・ハーランドが相手のディフェンスラインの裏に抜け出し、ゴールを決める場面があった。相手のプレッシングをエデルソンのロングフィードで無効化しており、最も少ない手数でゴールを奪っている。 エデルソンはこの手のタッチダウンパスを得意としており、GKながらキャリアですでに5つのアシストを記録している。プレミアではブレントフォード戦を含めると4回目で、元リヴァプールのポール・ロビンソン氏の5回に続くプレミア2位の記録となった。 英『talkSPORT』によると、エデルソンはマンチェスター・ユナイテッドに所属するアントニーのアシスト数を上回ったようだ。ユナイテッドは同選手を総額1億ユーロで獲得したが、ここまでプレミア55試合に出場してアシストはわずか「3」にとどまっている。 今夏の移籍市場ではサウジアラビア行きの可能性が報じられるも、最終的には残留となったエデルソン。彼はシティに欠かせない存在であり、今後も正確なキックでチームの攻撃を支えることになるだろう。
構成/ザ・ワールド編集部