試合後に本拠シティー・フィールドでデビュー曲「OMG」を歌うホセ・イグレシアス（AP）

　メッツのホセ・イグレシアス内野手（34）が異例の“歌手デビュー”を果たした。 　34歳のイグレシアスは愛称である「カンデリータ」の名前で歌手デビュー。Spotifyなど各音楽プラットフォームでデビュー曲「OMG」の配信が始まった。28日（日本時間29日）には、本拠シティー・フィールドでのアストロズ戦後にライブが開かれ、ファンやチームメートらが見守る中、グラウンドでマイクを握り「OMG」を披露。「OMG」と書かれたボードを手にする選手やライブの様子をスマートフォンに収める選手も見られ、大盛り上がりとなった。 【写真】21年7月のレッドソックス戦、32号ソロを放った大谷と喜びを分かち合うイグレシアス 　イグレシアスは今季、メッツとマイナー契約を結び、5月末にメジャー昇格を勝ち取ると、「OMG」を登場曲として使用。明るい曲調ですぐにチームメートに受け入れられ、メッツの選手がホームランを打つ度に流れるほか、勝利後にもクラブハウスで流されているという。イグレシアスが合流後、チームは好調が続いており、ライブを開催した28日まで17勝6敗と大きく勝ち越している。 　イグレシアス自身もライブから一夜明けた29日（同30日）のアストロズ戦で3安打を放つなど、ここまで40打数17安打、打率・425と驚異的な成績を残している。 　イグレシアスといえば、2021年にエンゼルスでプレー。大谷翔平（現ドジャース）が本塁打を放った際、一番乗りで祝福するのが恒例となるなど、大谷と大の仲良しとして知られている。