JRAがスマホ不正使用事案の再発防止策を発表 手荷物検査、利用履歴検査、抜き打ち検査など
JRAは28日、相次いでいる入室義務期間の調整ルームにおける通信機器(スマートフォン)の不正使用問題について、再発防止策を発表した。 新たに行われる対策として①調整ルーム入室時の手荷物検査、②土、日で異なる競馬場で騎乗する騎手等のスマホ利用履歴の検査、③調整ルーム居室内の抜き打ち検査を来月からすみやかに行う。 JRAでは11月から各騎手に個別面談形式でルール順守の指導を行っており、今後の再発防止策についても協力を要請した。手荷物検査などには金属探査器の使用も検討している。調整ルームの通信そのものを遮断するジャミング措置については、「開催業務に与える影響を見極める必要があり慎重に検討したい」(松窪隆一JRA審判部長)としている。