全国のご当地そば、福井で食べ比べ…「おろしそば」「高遠そば」など 「そば博2024」11月3日まで
全国のご当地そばを一堂に集めた「福井そば博2024」が11月2日、福井県福井市のハピテラスで始まった。そばどころ福井の定番おろしそばのほか、福島県の「高遠そば」など各地のそばが軒を連ねた。3連休の初日、多くの家族連れらがそば打ち体験を楽しみ、そばの魅力に浸った。3日まで。 日本蕎麦保存会の「おいしいそば産地大賞2023」で1位に輝いた福井をはじめ、新潟や山形など県内外から12団体が出店した。福井そばルネッサンス推進実行委員会が、福井のそばの魅力をPRしようと昨年から主催しており2回目。県内からは定番のおろしそばのほか、福井県住みます芸人のコンビ「カリマンタン」とあみだそば(福井市)が開発した、しょうゆ煮の親鳥をのせた「純けいおろしそば」など新感覚のそばも来場者の舌をうならせた。 新潟県の「へぎそば」や山形県の「板そば」、長崎県の「対州そば」など県外で愛される郷土の味も提供され、箸の代わりに1本のネギで食べる福島県の「高遠そば」が注目を集めていた。全日本素人そば打ち名人大会で優勝経験がある歴代名人も出店し、軒先には列ができた。 ステージでは、県内の在来種そばの生産者が栽培方法のこだわりや苦労を語ったほか、日本蕎麦保存会の片山虎之介会長による各産地のそばの紹介などがあった。このほか、啓新高そば部員の1、2先生によるそば打ち体験コーナーもあった。 越前町から訪れた男性(40)は「普段食べられない珍しいそばを目当てにきた。太さやコシなど、それぞれに個性があってとても楽しめた」と話していた。 3日は一部出店内容が変わり、午後4時まで。
福井新聞社