「とんぼ」の声優・はやしりかがゴルフに挑戦! ビギナーがドライバーに慣れるための第一歩とは?【はやしをコースに連れてって! #6】
ティーアップすることが他のクラブとの大きな違い
兼濱:先ほどはとりあえずで打ってもらいましたが、ドライバーと他のクラブで違う点が1個あるんです。ドライバーって基本的に地面にあるボールを打たず、ティーの上に乗せて地面から浮かせた状態……ティーアップして打つんですよ。 はやし:あ、たしかに! 気付いてなかった!
兼濱:そうですよね、教えてなかったですから(笑)。ドライバーって、ティーアップして手助けしないと芯でボールをとらえづらいクラブで、ティーアップして打つかどうかも他のクラブとの大きな差です。他のクラブであればスウィングの最下点……体の中心辺りにボールを置けば割と打てるんです。でもティーアップされて浮いた状態のボールを打つドライバーの場合は、ボール位置を少し左寄りに置き、スウィングの最下点を通り過ぎてヘッドが上がっていく段階で打ちたいんです。よく「アッパーで振る」とか「アッパーでボールに当てる」なんて表現しますね。 はやし:なるほど!
兼濱:なので道具自体も、打つ環境も特別なのがドライバーなんです。ボール位置は体の真ん中よりも左足寄り、自分の顔より左側と覚えましょう。
まずは両足を閉じてスウィングしてみよう
――さらに兼濱から、ビギナーがドライバーを扱う第一歩としてのアドバイス。 兼濱:最初のうちはスタンスを広げず、両足を閉じた状態で振るのがおすすめです。足を閉じて体の軸がブレにくくなり打点が安定しますし、遠心力もかかりやすいんです。足を閉じたときも、ボールの位置は正面ではなく少し左足寄りです。ではやってみましょうか。 はやし:はい!……あ、今までと全然違う、良い音が鳴りました! 兼濱:お、すごい! 芯でとらえた素晴らしいショットです、まさか1球目から成功するとは……。両足を閉じた状態でのスウィングで打てるようになってきたら、たとえばボール1個ぶんずつ、徐々にスタンス幅を広げていって慣れていきましょう!
みんなのゴルフダイジェスト編集部