コールドプレイのクリス・マーティン、テイラー・スウィフト「the 1」をウィーン公演最終日にカバー
現地時間2024年8月25日、コールドプレイが、ウィーンのエルンスト・ハッペル・シュターディオンでの4夜公演を、テイラー・スウィフトへのオマージュで締めくくった。 コールドプレイのボーカル、クリス・マーティンとオープニング・アクトのマギー・ロジャースは、スウィフトが2020年にリリースしたパンデミック・アルバム『フォークロア』から瞑想的な「the 1」をカバーし、彼女への敬意を表した。 スタジアム・フロアの観客に混じり、Bステージに登場したマーティンは、スウィフトとプロデューサーのアーロン・デスナーが共作した“美しい楽曲”をピアノで演奏し、ロジャースがリフレインを歌った。ファンによって撮影された映像からは、キーボードとボーカルのみでカバーが演奏される中、65,000人以上の観客が驚くほど静かに耳を傾ける様子が伺える。いつものように、マーティンはこのトリビュートのためにファン2人をステージに招き、そのうちの一人はコールドプレイのTシャツをまとい、「親愛なるクリス、スウィフティーズ(スウィフトのファン総称)はあなたのことを忘れません、ありがとう!」と感謝の言葉が書かれたサインを持っていた。 コールドプレイは、ウィーン公演初日となった先週の水曜日に、スウィフトの「Love Story」をカバーし、木曜日にはバンド全体で、土曜日にはファン2人と共に「Shake It Off」を披露した。 スウィフトは先週、英ロンドンのウェンブリー・スタジアムで5公演を終え、【The Eras Tour】のヨーロッパ日程を締めくくった。この直前には、スウィフトによるウィーンでの3公演を襲撃し、“可能な限り多くの人々を殺害する”ことを企てたとされる容疑者3人を逮捕したとウィーン当局が発表していた。 主犯格とされる19歳の容疑者は、ネットを通じて過激派となり、イスラム国(ISIS)への忠誠を誓っていたとされ、共犯とされる18歳の別の容疑者もISISへの忠誠を誓っていたと報じられている。さらに拘束された17歳の青年は、コンサートの1週間前に会場でサービスを提供する会社に雇用されていたとされる。いずれの容疑者もまだ正式に起訴されていない。