米地銀6行を格下げ方向で見直し、商業不動産融資リスク-ムーディーズ
(ブルームバーグ): ムーディーズ・レーティングスは6日、商業用不動産ローンへのエクスポージャーが大きい米地銀の少なくとも6行の債務格付けを引き下げ方向で見直すと発表した。
それによると、長期格付けを引き下げ方向で見直すのはファースト・マーチャンツ、FNB、フルトン・ファイナンシャル、オールド・ナショナル・バンコープ、ピーパック・グラッドストーン・ファイナンシャル、ワシントン・フェデラル(ワフッド)。
ムーディーズは別の発表資料で、商業用不動産ローンに集中している地銀は、金利がより長くより高い水準にとどまる中で特に下降サイクルで以前からのリスクが高まり、資産の質と収益性が圧迫されると指摘した。
ムーディーズによると、米利上げサイクルが始まる前の低金利環境で多くの地銀が「不安定な資産クラス」である商業用不動産への集中を決めた。
原題:Moody’s May Cut Six US Banks on Commercial Real Estate Exposure(抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.
Hari Govind