車の維持費1カ月あたり「1万3900円」4年連続増加 ガソリン代を節約する方法…2位は「急発進・急停車をしない」
みなさんは、車の維持費はいくらぐらいかかっていますか。ソニー損害保険株式会社(東京都大田区)が実施した「2024年 全国カーライフ実態調査」のなかで聞いたところ、1カ月あたりの維持費の平均は「1万3900円」となり、4年連続で増加したことがわかりました。では、ガソリン代・燃料代を節約するために行っていることにはどのようなことがあるのでしょうか。 【2010年~2024年比較】1ヵ月あたりの車の維持費の平均額 調査は、自家用車を所有し月に1回以上車を運転する全国の18~59歳の男女1000人(各年代125人ずつ)を対象として、2024年7月にインターネットで実施されました。 まず、「年間走行距離」を聞いたところ、「3000km超5000km以下」(24.2%)や「5000km超7000km以下」(21.8%)などに回答が集まり、平均は「6972km」となりました。また、年代別では「30代」が7338kmで最も多くなっています。 年間走行距離の平均を過去の調査結果と比較すると、20年は「6017km」、21年は「6186km」、22年は「6727km」、23年は「6791km」、24年は「6972km」となり、21年以降、緩やかな増加傾向が継続していることがわかりました。 次に、「1カ月あたりの車の維持費(保険料、ガソリン代・燃料代、駐車場代、修理代等のことで、税金、ローン返済、有料道路通行料は除く)」を教えてもらったところ、「5000円~1万円未満」(30.5%)が最多となり、平均は「1万3900円」となりました。 これを主に運転している車のボディタイプ別にみると、維持費の平均が最も低くなったのは「軽自動車」の1万700円、最も高くなったのはセダンで1万7900円でした。 また、過去の調査結果との比較では、維持費の平均は20年が「1万900円」、21年は「1万1700円」、22年は「1万2800円」、23年は「1万3500円」、24年は「1万3900円」と、4年連続で増加しました。 続けて、「車の諸経費で負担に感じるもの」を尋ねたところ、「ガソリン代・燃料代」(68.4%)が最も多く、次いで「自動車税」(62.1%)、「車検・点検費」(59.4%)、「自動車保険料」(46.2%)、「駐車場代」(19.9%)が続きました。 これを居住地別(※)にみると、「駐車場代」は都市部では35.8%で、地方の16.6%に比べて19.2ポイント高くなっています。 (※)北海道札幌市、東京都23区、神奈川県横浜市、愛知県名古屋市、京都府京都市、大阪府大阪市、兵庫県神戸市、福岡県福岡市を「都市部」とし、それ以外を「地方」としています。 また、「ガソリン代・燃料代」を負担に感じる人の割合を過去の調査結果と比較すると、22年は68.1%、23年は66.4%、24年は68.4%と、3年連続で7割近くとなり、原油価格高騰や円安による輸入価格上昇の影響で、ガソリン価格が高止まりの状態が続いているため、負担感を持っている人が多いことがうかがえました。 そこで、「ガソリン代・燃料代を節約するために行っていること」を教えてもらったところ、「セルフ式ガソリンスタンドで給油する」(37.2%)、「急発進・急停車をしない」(32.4%)、「適度にエンジンオイルを交換する」(31.3%)、「速度を出しすぎない」(25.4%)、「定期的にタイヤの空気圧を点検する」(24.4%)といった意見が上位に並びました。 ◇ ◇ 【出典】 ▽ソニー損保の自動車保険 https://www.sonysonpo.co.jp/auto/
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