上野のシャンシャン観覧、2月から先着順に 時間とエリアも拡大
パンダ親子に会えるチャンスが増えます――。東京都の小池百合子知事は12日、上野動物園のジャイアントパンダ「シャンシャン(香香)」と母親の「シンシン(真真)」の観覧時間とエリアを2月1日から拡大し、受け付け方法も事前抽選から先着順に変更すると発表した。
屋外エリアも観覧可能に
昨年12月19日から始まった一般公開は、これまでシャンシャンの健康に配慮して午前9時45分から午後0時15分までに限っていたが、終了時間を午後4時45分まで延長する。生後7か月を迎えたシャンシャンの健康状態は良く、問題なしと判断した。 屋内のみだった公開エリアは、屋外ゾーンも観覧できるようにする。時間延長と観覧エリアの拡大によって、観覧できる人数は従来の1日最大2000人から同9500人に増える。 観覧受け付けは、これまでの事前申し込みによる抽選から、先着順に変える。2月1日以降は、動物園内で観覧時間を指定した整理券を受け取って観覧する。 会見場で流したシャンシャンの動画を見て、愛らしさに「うふふ」と笑顔を見せた小池知事は「広い屋外で元気に遊び回るシャンシャンの姿をお楽しみいただける。ぜひ上野にいらしてほしい」とアピールした。
ちなみにこの日は上野動物園限定で販売されているパンダのぬいぐるみも“登場”。小池知事は、生まれたてのピンク色の姿を再現した2種類のぬいぐるみを手に取り、「(今は)体重14.6キロまですくすくと育っている」と成長ぶりを紹介していた。 (取材・文:具志堅浩二)