スーパーボウル58 MVP受賞候補、再筆頭選手は? | NFL
2月12日に迫ったスーパーボウル58で、MVPに輝く選手は誰だろうか?
日本時間2月12日、ラスベガスで幕を開けるスーパーボウル58では、カンザスシティ・チーフスがサンフランシスコ・49ersとの対戦に臨む。2020年の再戦となる組み合わせだ。 当時、パトリック・マホームズがチーフスを率い、第4クォーターで見事に逆転し50年ぶりの栄冠を勝ち取った。その活躍が認められ、マホームズはMVPに輝いた。 マホームズは昨年のスーパーボウルでも、イーグルスを下してMVPを手にしている。NFL8シーズン目にして3度目の栄冠を手に入れることができるのだろうか? スーパーボウルMVPトロフィーは受賞者にとって再興の栄誉だ。今年その栄光を手にする最有力候補者を紹介する。(※オッズは2月1日時点のもの)
パトリック・マホームズ(1.3倍)
マホームズがブックメーカーからMVP受賞の本命と目されており、これは驚くことではないだろう。現在、NFLで最も優れた選手の一人であり、今シーズンの成績は彼の基準からみてやや控えめだったが、依然として危険な存在だ。 チーフスが49ersを打ち負かすとなれば、マホームズがMVPを手にしないケースを想像することは難しい。
ブロック・パーディ(2倍)
スーパーボウルMVPはクォーターバック優先の傾向があり、これまでの57回のうち32度がクォーターバックに送られている。ナイナーズが29年ぶりの勝利を収めることができれば、パーディがドラフト最下位で加入した選手として初めてMVPを受賞する可能性がある。
クリスチャン・マキャフリー(4倍)
ブックメーカーのリストにおいて、クォーターバック以外の選手でトップに位置するのは、NFLのラッシングリーダーだ。マキャフリーは今シーズン見事なランでエンドゾーンを自在に制しており、カンザスシティのディフェンスラインを破壊だけの力を持ち合わせている。ただし、ランニングバックがこの賞を受けるとすれば、27年ぶりのこととなる。
トラヴィス・ケルシー(14倍)
タイトエンドとしては史上初のスーパーボウルMVP受賞となる可能性を秘めたケルシーは、同ポジションで過去最高の選手の一人に数えられる。レギュラーシーズンは比較的控えめな成績に落ち着いたが、プレーオフではチーフスの躍進に欠かせない役割を果たしている。また投票過程も注目に値する。ライターや放送員のパネルが投票し、その結果が総票の80%を占める一方で、残り20%を一般投票が占める。テイラー・スウィフトとの関係から、今年はケルシーが一般投票で目覚ましい成績を収めるという予感がする。