次戦の「樋口久子 三菱電機レディス」は地元・埼玉で開催

◆国内女子プロゴルフ NOBUTA GROUPマスターズGCレディース　10月17～20日　マスターズゴルフ倶楽部（兵庫県） 6506ヤード・パー72 【動画】ピンの根元にズドン！ この日初めてのバーディーを奪った岩井明愛 13番での“超スーパーショット” これが実際の映像です

　大会最終日を迎えた国内女子ツアー「マスターズGCレディース」。 　首位タイから出た岩井明愛は「72」とスコアを伸ばせず、通算13アンダーの2位タイでフィニッシュ。優勝を飾ったイ・ミニョンにわずか1打及ばなかった。

首位と1打差の2位タイで戦いを終えた岩井明愛　写真：Getty Images

「タフなコンディションで疲れましたね」 　この日の気温は17.1度。これまでの3日間とは打って変わって冷え込み、加えて絶えず吹く冷たい風も選手たちを苦しめた。 　そのことも少なからず影響したのか、序盤の3番からまさかの3連続ボギー。「1.5～2メートルぐらいのパットが良くなかった」というように、この3ホールはすべて3パットを要してしまう。 　最初のバーディーは8番のパー5。セカンドでは代名詞ともいえる“直ドラ”を披露してギャラリーを沸かせたが、その後も我慢のゴルフが続いた。 　後半に入り、13番と16番で2つのバーディーを奪って優勝戦線に再浮上。一時は1打差に9人がひしめく大混戦となったが、抜け出すことはできず結果的に前半の3ボギーが響いて涙をのんだ。 　最終日を首位で迎えただけに悔しい結果となったが、1日のラウンドを「楽しかった」と振り返る岩井。 「ゴルフってやっぱり何があるか分からないので、そこを含めてすごい楽しいところ。これで来週また火がつく」 　次なる戦いは地元・埼玉県が舞台の「樋口久子 三菱電機レディス」（25日開幕）。今週味わった悔しい思いは、地元で晴らすつもりだ。

岩井 明愛（いわい・あきえ）

2002年7月5日生まれ、埼玉県出身。21年のプロテストに合格。23年「KKT杯バンテリンレディス」でレギュラーツアー初優勝を遂げ、妹・千怜との双子優勝という国内女子ツアー初の快挙を達成。「RKB×三井松島レディス」では同じくツアー史上初の双子でのプレーオフを実現。同年「住友生命Vitalityレディス東海クラシック」と「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で2週連続完全優勝。24年は「リゾートトラスト レディス」「ニチレイレディス」「住友生命Vitalityレディス東海クラシック」で優勝を手にした。Honda所属。