アラン・ドロンの財産を巡り泥沼の争いに…兄弟に訴えられた長女が「下品で恥ずべき」という家族の実情は?
録音された不和
弟のアラン=ファビアンが、アヌーシュカの知らないところで録音した音声をSNSに投稿したことについて、彼女は人生の終わりを考えたと告白した。『パリ・マッチ』が発売されてから4日が経ち、私は最悪の状態だった。夜のニュース番組「Journal de 20 heures」で言ったことは本当よ。そう、10秒間、窓から飛び降りたくなるような絶望を感じたわ」と彼女は語った。 「私の耳に入ってきたのは、兄、あるいは兄と呼ぶべきかわからないけれど、アントニー・ドロンが『そんなのはただの言葉に過ぎない』と言ったこと。私はアントニーに対し、ただの言葉に過ぎないという理由で行動に移す前に、言葉のせいで深刻な状況に苦しむ人や家族がいることを理解してほしい。一方で、私の言葉を真剣に受け止めてくれた他の家族、友人、そしてサポートしてくれた人々に囲まれて、私はとても幸せだと思う」とも述べた。 アヌーシュカによると、彼女が父に絶望を語っていたときに録音されたものだという。「33歳のとき、私の人生で初めて父は私を認識できなくなった。(そのショックで)私は私で自分が誰か分からないような気持ちに陥った」とキッチンでの出来事を語った。 「数週間にわたり、私たちは家族内で議論をしていた。兄たちが父に後見人を置こうとしていることを知ったから」と30代の女性はさらに述べた。「父にそのことを説明すると、数ヶ月前から計画されていたことがわかった。そして父だけでなく、私にも危機が迫っていた。音声録音のせいで私は深刻な状況に陥った。」
スイスでの治療
アラン・ドロンの娘はまた、将来の遺産相続に絡む税制上の理由から父をスイスに連れて行った、と主張する兄アントニーの非難にも反論した。「最期を迎えるためにスイスに連れて行ったわけではない。アントニーが暴力的な言葉を使うので、私も言い返した。父を治療するためだった」。 「父はスイスに治療を受けに行った。でも父が治療を受けないことを選択して、私も彼の決断を尊重した。とはいえ、介助を必要とせず、治療を見送るまでの間、私は自分ひとりで戦い、奮闘していた。私としては、彼をスイスに呼び寄せ、彼の重篤な病気を診る腫瘍学の専門医や他の専門医に診てもらうことを常に望んでいたから。」 アヌーシュカ・ドロンは母ロザリー・ファン・ブリーメンとの傷ついた関係についてこう語った。「母は、私が限りなく愛情を注ぐ女性、でも多分私よりも息子との関係性が強いし、私もそのことをわかっている。母をすごく愛しているし、母にもっと私を見てほしい。」