22歳の新鋭レーサーが“総合力アップ”へ試行錯誤「ひとつずつ成長できているのかな」/ガールズケイリン
伊東競輪場のナイター競輪「花と海といで湯賞万博協賛(G3)」が14日に開幕。2Rのガールズ予選1に出場した山本さくら(22歳・愛知=120期)に話を聞いた。 自力主体の攻めを基本とする山本さくらだが、1番車をもらったこの日は、小林莉子を終始マーク。口が空く場面もあったが懸命に追いかけて3着を確保し準決進出に大きく前進した。前回の2日目には奥井迪をマークして2着に続くなど、近況は時々、普段とは違った走りを見せている。 「自力で駆けるのはいつでもできるけど、強い人の後ろに付ける展開はそうそうないので。今日は1番車をもらえたので強い人の後ろに付く勉強もしようと。ダッシュに離れてしまったけど3着に入れたし、ひとつずつ成長できているのかな。(この経験を)自力を出した時に生かせるようにするのが目標です」とその意図を明かした。 追走テクニックは磨いている段階だが、普段自力で動いている分タテ脚があり、強い選手に食らいつくことができる。これから車券圏内に入ってくるケースがどんどん増えてきそうな雰囲気だ。攻め幅を広げている山本が2日目はどんな走りを見せてくれるのか注目しよう。(netkeirin特派員)