ケンタッキーダービーの開催競馬場で5日間の間に4頭が安楽死処分(写真:AP/アフロ)

アメリカのクラシック三冠の1つ、ケンタッキーダービーが行われる、ルイビルのチャーチルダウンズ競馬場で5日間で4頭の馬が安楽死させられる事案が発生しています。 アメリカメディアよりますと、うち1頭は「ワイルドオンアイス」というケンタッキーダービーにも出場を予定していた競走馬で、トレーニング中にケガをしたということです。 その他には、レース中にケガをした「テイクチャージブリアナ」、そして、高名な調教師、サフィー・ジョセフ氏の下でレースを行っている「ペアレンツプライド」に「チェイシングアーティ」という馬です。ジョセフ氏が見ていた2頭については原因が分かっていません。 競馬場の声明によりますと、4頭は「すべて人道的な処置として安楽死となった」ということです。また、競馬場は「この一連の事案は普通ではないし、受け入れることはできない。この事案を真剣に受け止め、対応する」と述べています。 ジョセフ調教師はチャーチルダウンズ競馬場から資格停止処分を受け、彼が調教しているロードマイルズというダービー出走馬は出走を取り消されています。 レース前に不幸な出来事が相次いだケンタッキーダービーですが、日本からは「マンダリンヒーロー」と「デルマソトガケ」が出走する予定となっています。