【OurAge読者の声を集めた「隣の50歳」】〝お金についての失敗を教えてください〟
2位「投資」
【285票】 「勤めていたとき経理部長に勧められ投資信託を購入したら、大暴落。投資は人に勧められてやるものではないと学びました」(45歳・専業主婦) 「数年前余裕資金に働いてもらおうとFX(外国為替証拠金取引き)を始め、最初は数千円程度の決済で小銭を稼げていました。そのうち、次第にのめり込み動かすお金も高額に……そこへ相場の急な暴落が起こり、損失が膨らんでしまいました。どうにもならず最後は強制決済で退場しましたが、あのときは生きた心地がしなかった。もうこりごりです」(53歳・専業主婦) 「知識もないのに株を始めたら、すぐに大損。やはりある程度勉強してからでないとダメだと痛感」(50歳・会社員) 「株取引のビギナーです。スマホで取引しているとき売りと買いを間違えてクリックしてしまい、想定外の高値で買ってしまいました。ちゃんとメガネをかけてスマホを見なければいけないと固く誓いました」(50歳・パート・アルバイト) 「遺産を相続したときに、以前から付き合いのあった証券会社から投資信託を勧められ購入。今思えば知識もなかったのに、相手から聞かされる話の内容のよさばかりに目が行ってしまっていました。結果、あっという間に200万円くらい損。知らないということの怖さ、ラクして儲けるというのはこの世には起こらないということを痛感しました。それ以来自分なりに学び、調べ、コツコツ投資を続けています。学ばなければ何事も為し得ずです」(59歳・自由業) 「投資に失敗した」という回答では、「ちゃんと勉強してから始めるべきだった」という反省を一緒に書いていた方がとても多かった。 失敗した投資の内容も、株、投資信託、FX、金、仮想通貨、NISA、確定拠出年金、牧場(牛)、不動産投資など多岐にわたっていた。
3位「キャッシュレス決済」
【134票】 「Suica機能の付いたクレジットカードを更新したとき、新しいカードが届いたので古い方を破棄した。後でチャージしてあった分の引き継ぎをしなければいけなかったことに気づいた。古いカードにチャージされていた金額を捨てることとなってしまった」(43歳・会社員) 「スマホ決済です。クレジットカードとは違い、自分で上限金額を決められるうえ、簡単にチャージできるからどんどん使ってしまう。貯金ができません」(47歳・会社員) 「キャッシュレス決済で済ますことが増え、どれくらい使ったかを把握しないまま過ごしていたら、月末痛い目に遭ったことが数回ある」(39歳・自営業) 「ポイントが貯まるからと何でもカード払いにしていたら、高額の請求書が来て息が止まる思いをした」(61歳・専業主婦) 「若いときにクレジットカードでお金を使い過ぎ、今だにその返済が続いている」(47歳・会社員) 「以前は現金を封筒に小分けにして家計管理をしていましたが、キャッシュレス決済の時代となり、家計の把握がしづらくなりました。しかもペイ○イとかd××とかたくさんありすぎて……アプリで管理しようとしてもまだ慣れません。封筒管理より大変です」(53歳・専業主婦) ちなみに4位は「詐欺に遭った、貸したお金が戻ってこなかった、契約解除しても返金されなかった」で93票だった。 中にはこんな惨事も。 「本の整理をしたとき、1万円札を中に挟んでいた本を捨ててしまった。ショックでしばらく立ち直れなかった」(47歳・会社員) 「財布を買い換えたとき、古い財布をお金が入ったまま間違えて捨ててしまった」(52歳・会社員) 「お金を仕分けしていれておいた封筒をお金ごと捨ててしまった」(44歳・専業主婦) 「車の屋根に財布をのせたまま運転してしまった。どこかで落ちて、財布は無くなっていた」(65歳・会社員) 「隣の50歳」、今回はここまで。 筆者の場合、お金の失敗といえば税金の減税制度や還付金の申請を長い期間しなかったことだ。 初めて家を買ったとき、あまりにも忙しすぎて書類を書く時間さえ惜しく『住宅ローン減税制度』を使わないまま適用期間が終わってしまった。医療費控除もやはり同じ理由で長年申請しなかった。 ときどき(数年に一度くらいだが)「あぁ、あのときはもったいないことをした」と思い返すことがある……。 次回は、 「理想の世帯年収はいくらですか?」というアンケートの結果をお届けしよう。 イラスト/すぎうらゆう 構成・原文/編集部スタッフ・ギリコ