今年の一皿“うなぎ”あまり食べない北海道で養殖うなぎ 雪どけ水&データセンターの排熱利用「非常に期待」
HTB北海道ニュース
ぐるなび 滝久雄会長: 「2024年、今年の一皿はうなぎです!」 その年の世相を反映し、象徴する食を発表する「今年の一皿」。 今年はアサイーボウル、ジャパニーズクラフトジン、プレミアムラーメンを押しのけ、「うなぎ」が選ばれました。 うなぎ大好きドットコム高城久代表: 「うなぎの食文化の継承において良い年になったと思います。コロナが明けてからは欧米の方がとても増えています。世界的に広がっている」。 近年は外国人観光客にも人気のうなぎ。外国語版「ぐるなび」でうなぎのプレビュー数はこの2年でおよそ3倍になっているそうです。 ただ、北海道ではあまり多く食べられていないようです。 総務省によりますと、北海道の「うなぎのかば焼き」の1世帯あたりの年間支出金額の平均は1479円。本場、静岡県浜松市がある1位の東海地方の半分にとどまっています。 そんな中、道内でも今年、養殖うなぎが登場!豪雪地帯の美唄市で雪どけ水とデータセンターの排熱を使い養殖された『雪うなぎ』です。 すすきのに店を構える「かど屋」では、7月に『雪うなぎ』の試食会を実施。評判も上々でした。 かど屋 八巻直宏店長: 「(養殖うなぎは)どんどんおいしくなっている。今まで空輸のみの仕入れだったので、(美唄の「雪うなぎ」は)車で1時間で仕入れられるという点でも非常に期待している」。 「かど屋」ではいまは静岡や九州のうなぎを使っていますが、年内にも北海道の『雪うなぎ』も取り入れたいということです。
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