遊べる軽トラ「スーパーキャリイ」を最近、街やアウトドアフィールドで見かけるワケ
アメリカで最近大人気となっている「軽トラ」。 人気の理由は、同国のメインストリームであるピックアップトラックと比べて、圧倒的に価格が安く、低燃費で、小回りがきくかららしい。 ▶︎すべての写真を見る アメリカで最も売れるピックアップトラックのフォード「F-150」に見慣れているアメリカ人からすれば、全長が4mにも満たない軽トラは、きっとキュートに映ったに違いない。
「遊びの車に軽自動車」はあり!
そんな軽トラは、もちろん日本でも一定の需要があるが、こと“遊びの車”としての魅力には、未だ気づいていないのではないか!? 例えば最近登場したスズキ「スーパーキャリイ」の特別仕様車「Xリミテッド」も、“遊びの車”としては最適解のひとつだろう。
スーパーキャリイとは、スズキの軽トラ「キャリイ」のキャビンを後ろに伸ばして、シートにリクライニング機能を備え、シートスライド量も増やしたモデルのこと。 一方でキャビンが伸びたことで、荷台長はキャリイより少し短い。つまり、通常のキャリイは荷台にできるだけたくさん荷物を載せて、とにかく物を運ぶことを最優先している軽トラだが、荷台よりも車内の快適性を重視したのがスーパーキャリイということだ。 シートの後ろに空間ができたことで、背もたれの後ろにちょっとした荷物を載せられるようになった。例えばバッグやテント、折り畳み自転車やツールボックスをポンと置いておける。
また、助手席は背もたれを前に倒すとテーブルになる。ここにはタブレットを差し込めるスリットがあるので、遊びに疲れたら動画を見たりメールのチェックをしながら、コーヒーを飲んだり、ちょっとした食事も取れる。 シート地は撥水加工済み。だから濡れたウェットスーツでドカッと座ることもできるし、汚れも簡単に拭き取れる。
もちろん、荷台だって防錆鋼板が使用されていて、メーカーはサビ保証に3年、穴あきサビは5年保証をつけるほどサビにくさに自信をもっている。 万が一、サビて修理しなくてはならない日がきても、荷台だけ取り外して修理に出せるし、なんなら新品の荷台と交換することも可能だ。だから濡れ物も気兼ねなく積める。 そういえば、かつて3輪の軽トラにサーフボードを載せていた桑田佳祐監督の映画があったっけ。 キャリイと比べ荷台が短くなったとはいえ、荷台長は1480mmもあるし、伸びたキャビンの下にも1975mmまでの長尺物を差し込める。 当然、最新の軽トラなので衝突被害軽減ブレーキも標準で装備されている。