「二次元コード詐欺」で被害額21万円超──ココリコ遠藤さんの妻が語る一部始終 6ケタのパスコードを入力…実は?
多くの人が利用する二次元コードですが、それを悪用した詐欺が相次いでいます。「未納の税金がある」と支払いを促すメールが届いた男性や、21万円超をだまし取られたという、お笑い芸人の妻に取材。誰もが引っかかる可能性がある、その巧妙な手口とは──。 【動画を見る】「二次元コード」悪用“詐欺”相次ぐ 国税庁名乗るメールや「〇〇ペイで返金」? ココリコ遠藤さん妻も被害
■二次元コードで購入する客が続々
東京・千代田区の大手町川端フードガーデン。昼時のオフィス街にキッチンカーが止まっています。その支払い方法に注目すると、二次元コードで商品を購入する来店客が相次いでいました。この店では約7割が二次元コード決済だといいます。 ある会社員(40代)は「財布を出す手間が省ける。ポイントがたまる」と言います。その便利さから、二次元コードを使う人は多くいます。 街でも「買い物は全部二次元コードでまとめています」(30代主婦)、「今も(二次元コードで)買い物して、生活の中に溶け込んでいます」(50代会社員)といった声が聞かれました。
■埼玉県の男性に届いた詐欺メール
しかし今、二次元コードが悪用され、金をだまし取られる新たな詐欺が発生しています。被害者の1人は「あまり不信感を抱かなかったんですね。ネットで買い物することもすごく多かったので、詐欺に遭うとは思っていませんでした」と明かします。 誰もが引っかかる可能性があるという、二次元コードを使った詐欺。国民生活センターも注意を呼びかけますが、どんな巧妙な手口があるのでしょうか。 埼玉県に住む40代の男性が、取材に応じてくれました。5月半ば、国税庁を名乗る詐欺メールが届いたといいます。男性は「未納の税金があるので、それを支払ってくださいと。払い忘れた税金があったのかと思いました」と振り返ります。 実際に届いたメールには「催促してきましたが、まだ納付されておりません」と記されていました。男性は普段からPayPayで納税していたため、「お支払いへ」と書かれたリンク先へ。すると、4万9678円を支払うための二次元コードが表示されました。