山崎まさよしさんが語る名曲『セロリ』の秘話も…【話題のグルメドラマ放映記念・特別インタビュー】|美ST
ごはんは毎日をゴキゲンに過ごすためのおまじない。山崎さんと酒井さんの“おまじない”は…
酒井 僕は特に日常的にやっているおまじないってないんです。そこまで信心深いわけではないんですが、大事な時とかは神社にお参りとか行くくらいですね。あとはやっぱり、なんだかんだ日頃の行いが大事かな、と思っているので、気づいた時にちょっとだけ良いことをするようにしています。徳を積む、みたいな感じに(笑)。 山崎 僕もこれといってはないんだけれど、毎日の同じルーティンが調子をキープするポイントかなとは思ってます。朝起きてコーヒーや冷たい水を飲むとか、決まったストレッチを決まった時間にする、とか。そういうことで日常の回転をスムーズにしていることはありますね。
音楽も食事も、誰かと共有してともに思い出を作っていく点で通ずるもの
酒井 僕が演じさせていただいた石田は学生時代に野球をやっていて、野球選手を目指していたけど挫折した過去があるんです。僕自身も学生の頃サッカーをやっていて「プロは無理だな…」と挫折した過去があるので、「これから何をしたらいいんだ?」という葛藤はすごく理解できました。それは石田のバックボーンにもなっていると思います。 山崎 あーでもないこーでもないと試行錯誤することは音楽も料理も同じだし、誰かと共有できることも、体に取り入れていくことも同じなんですよね。「セロリ」をはじめ、僕が作る曲には食べ物の描写が多いんですが、同じ物を食べるってすごく親密なことだと思うし、そういうニュアンスが曲のインスピレーションになることも。役作りだと、何かをクリエイトする三ツ矢先生の姿勢は理解できるし、ついでに年齢もほぼ同じ。歳をとって食が細くなったから最近少し痩せて、外見も似てきたのでは?と感じています。役作りについて特別語れるわけではないけれど、強いて言えばそれが結果役作りになったと思いますね(笑)。
(左)山崎まさよしさん・53歳(右)酒井大成さん・26歳 《山崎まさよしさんプロフィール》 1971年12月23日生まれ。滋賀県出身。シンガーソングライター。1992年から横浜を中心に弾き語りによるライブ活動をスタートさせる。1995年9月にシングル「月明かりに照らされて」でデビュー。1997年1月に発表したシングル「One more time, One more chance」のヒットで一躍ブレイクを果たす。本作では有名料理研究家・三ツ矢歩を演じる。 《酒井大成さんプロフィール》 1998年4月1日生まれ。福岡県出身。2021年末から2022年にかけて行われた「レプロ30周年主役オーディション」に合格。『イカロス 片羽の街』(2022)にて映画初出演、BSテレビ東京にて放送された「親友は悪女」(2023)にて初のドラマ出演を果たす。2023年、スーパー戦隊シリーズ第47作目となる「王様戦隊キングオージャー」にて、主人公のギラ・ハスティー / クワガタオージャー役を演じ、テレビドラマ初主演を果たした。本作では若手編集者・石田友也を演じる。 撮影/平井敬治 ヘア・メーク/島徹郎(juice)〈山崎さん分〉、茂木梨沙〈酒井さん分〉 スタイリスト/庄 将司 取材/キッカワ皆樹 編集/浜野彩希