BMW『X3』新型はマイルドHV、Mパフォーマンスも…価格は798万~998万円
サイドデザインでは、フラットなルーフラインと力強いショルダーラインが特徴で、全長が伸び、車高が低くなったことで、よりスポーティなサイドビューになった。
リアデザインでは、プレスラインを最小限に抑え、ナンバープレートをバンパーに収めることで、クリーンでモダンな印象を意図した。リアのトレッドは先代モデルに比べ45mm広がり、スポーティなリアビューとコーナリング時のハンドリング向上をねらっている。さらに、Mパフォーマンス・モデルの「X3 M50 xDrive」には、4本出しのエグゾースト・パイプが採用され、アグレッシブな印象を強調している。
◆存在感を増したインパネ
新型X3のインスツルメントパネルは、メーターパネルとコントロール・ディスプレイとを一体化し、大型化することで存在感を増した。運転席側に傾けたBMWカーブド・ディスプレイを採用し、視認性と操作性を向上させている。シフトレバーを廃止し、センターアームレストに操作系を集約することで、モダンな印象を強調している。
さらに、アンビエントライトがセンターコンソールやドアパネル内に配置され、立体感と躍動感を演出する。Qi対応機器での充電も可能で、利便性が高まっている。
リアシートは大人3名が座れる空間を確保し、40:20:40分割可倒シートを採用した。ラゲッジスペースは大人3名乗車時に570L、リアシートを全て倒すと最大1700Lに拡大可能である。これにより、日常の使用から長距離旅行まで幅広いニーズに応えられるだろう。
◆パワートレインは3機種を提供
新型X3は、3つの異なるパワートレインを提供する。「X3 20 xDrive xLine」は、2.0L直列4気筒BMWツインパワー・ターボガソリン・エンジンを搭載し、最高出力140kW、最大トルク310Nmを発揮する。これに8速オートマチック・トランスミッションとインテリジェント4輪駆動システムxDrive、48Vマイルド・ハイブリッド・システムを組み合わせ、ダイナミックな走りが期待できる。