篠田麻里子ブランド閉店で注目 芸能人プロデュースの実態は?
■実際は“名前貸し”に近いケースも… とはいえ、飲食店に関してはこだわりをもってプロデュースする人もいる反面、いわゆる名前を使わせることで宣伝効果に一役買う“名前貸し”に近いケースも多いようだ。 芸能プロダクションの現役マネジャーはこう語る。 「料理番組に出演していたり、店舗の経営に直接携わったりしている場合はイメージを損なったり、赤字を被るなどそれなりにリスクがありますから、料理の味付けやメニューの開発、店舗のデザインなどにも精力的に取り組みますけど、それ以外は名前貸しやタイアップがほとんどだと思います。一応、本人もザックリとしたアイデアを出したり、商品が完成した段階で味の確認はするでしょうけど、基本的なメニューや商品の開発は先方任せです。そもそもタレント本人の主導というよりは、所属事務所などに他社から売り込みがあり応じるというパターンがほとんどですからね。少し前に小倉優子さんや藤本美貴さんの焼肉店が話題になりましたが、あれも所属事務所の意向が強かったのではないでしょうか」。 ちなみに、飲食店を経営するタレントの中には、こんな陰の努力に励んでいる者もいるとか。「仕事先で知り合ったテレビ局や出版社のスタッフやタレント仲間に、『今度、うちの店に来てよ』とか、マメに営業を掛けている人もいますね。テレビ局や出版社の人間の中には経費を使えて金払いの人も多いし、芸能人が来れば店の宣伝にもなりますからね(笑)」(前出の芸能プロマネジャー)。 ■女性タレントがファッション関係のプロデュースに励む理由は? 一方、ファッション関係のプロデュースについては、飲食店などに比べるとタレント本人が精力的に携わるケースが多いという。最近では、5月に東京・お台場ヴィーナスフォートに期間限定で自身がプロデュースする子供服ブランド「Saruru(サルル)」のショップをオープンしたタレントの辻希美は、「私の今あるすべてくらいの気持ちで作らせて頂いています」と、同ブランドの衣服のデザインを手掛けるだけでなく、ショップ内に飾られていたキャラクターのマスコットやフェルト製の看板まで自ら製作したことを明かしていたが…。