篠田麻里子ブランド閉店で注目 芸能人プロデュースの実態は?
■元『AKB48』篠田がプロデュースのブランドが営業停止に 元「AKB48」のメンバーでタレントの篠田麻里子がプロデュースを手掛けていたファッションブランド「ricori(リコリ)」が先月中旬に営業を停止して話題を集めている。同ブランドは昨年2月に東京・ルミネエスト新宿店に1号店をオープン。大阪、福岡でも店舗を展開していたが、全店舗が閉店。篠田は自身のツイッターで、「私篠田麻里子も去年までアドバイザーとしてお手伝いしていただけに残念です」や「皆様がricoriを愛してくれたことが私の支えとなり、また原動力となっていました。私はricoriを通して関わることのできた沢山の方々との出逢いに、心から感謝しています。皆様、ricoriに沢山の声援を送ってくださり本当に本当にありがとうございました」などと綴っている。 ■松居一代プロデュースの家庭用品が大ヒット 昨今では多くの芸能人や著名人がお店や商品のプロデュースを展開している。タレント・神田うのがプロデュースするウエディングドレスブランド「Scena Duno(シェーナ・ドゥーノ)」やお笑い芸人・たむらけんじが経営する「炭火焼肉たむら」などは広く知られている。また、“ライフスタイルアドバイザー”の肩書きも持つ女優の松居一代は「マツイ棒」や圧力鍋などの家庭用品をプロデュースして、大ヒットを飛ばしている。 広告代理店関係者はこう語る。 「芸能人にとって人気や知名度、イメージ、趣味を活かした“プロデュースビジネス”は昔から副業として大きな収入源の一つでしたからね。最近ではブログを使ったアフリエイトなどに力を入れている芸能人も多いですが、お店や商品のプロデュースも相変わらず盛んです」。 ■芸能人の“プロデュースビジネス”は明治時代から 芸能人によるプロデュースの歴史は古く、明治10年に上方落語の2代目桂文之助が京都東山の高台寺境内に創業した茶店『文の助茶屋』が起源とされている。「その後も飲食店を中心に芸能人によるプロデュースは盛んに行われていましたが、とくに1980年代に入り、人気芸能人のグッズを扱ういわゆる“タレントショップ”が隆盛を極めると、その派生としてビートたけしさんを看板に据えてカレーをメインの売り物とした『北野印度会社』や、料理好きとしても知られる俳優の梅宮辰夫さんの『梅宮辰夫の漬物本舗』などが、全国の観光地などで派手にチェーン展開して話題を集めました」(同広告代理店関係者)。