AI開発は「まさに軍拡競争」…ノーベル賞ヒントン氏、トランプ政権下の安全性後退に警鐘
中国のAI開発については、「米国よりも多くの資金を投入しており、10年以内に米国を追い越す可能性が高い」と指摘した。
日本に対しては、「非常に優秀な研究者がいる」と評価した。高齢者の世話をするロボットなどに大きな需要があるとして、「日本が優位性を発揮する分野の一つになる」と述べた。
Geoffrey Hinton 1947年生まれ。生成AIの基盤技術「機械学習」の研究で知られ、「AI界のゴッドファーザー」と呼ばれる。昨年5月、AIの危険性を周知するため、約10年勤めたグーグルからの退社を発表。今年10月に2024年のノーベル物理学賞の受賞が発表された。