平和への願いを歌に込め 早春賦音楽祭・本ステージ
第39回早春賦音楽祭・本ステージ(実行委員会など主催)が16日、長野県安曇野市の穂高会館で開かれた。「ハーモニー、平和の架け橋に」をテーマに、小学生から高齢者までの参加者が、唱歌「早春賦」などを高らかに響かせた。 合唱団と観客合わせて約300人が会場を埋め、実行委員長の西山紀子さんは「未来を担う子供たちへ平和をつなごう」と呼び掛けた。オープニングは50人を超える混声合唱団が「早春賦」に続いて、「とんがり帽子」や「長崎の鐘」を歌った。同市にある少年院・有明高原寮の寮生8人も合唱や楽器で参加した。 松本市の波田中学校、鎌田中学校、鎌田小学校の合唱部は、それぞれ2曲を披露した。「小さな勇気」を歌った鎌田小の合唱部部長・松野結花さんは「緊張したけれどステージは楽しかった。平和への願いを込めて歌った」と話していた。
市民タイムス