浴室乾燥機の後付けを検討しています。家族4人分の洗濯物を乾かすと電気代はいくらになりますか?
浴室乾燥機があると、洗濯物を乾燥させる時間を短縮できるので便利です。家事の時間を短縮するうえで活躍するため、導入を検討している方も多いのではないでしょうか。生活に役立つ存在の浴室乾燥機ですが、導入にあたっては初期費用と稼働する際のランニングコストが発生します。 本記事では、家族4人分の洗濯物を浴室乾燥機で乾かす際に必要となる電気代について解説します。
こんなはずじゃなかった……。浴室乾燥機の意外な盲点
浴室乾燥機があれば、浴室で衣類の乾燥を行えます。洗濯物を外に干せない梅雨時をはじめ、さまざまな場面で活躍する存在です。 浴室乾燥機を導入する際には、乾燥機そのものの購入費用と工事費用が発生します。購入する浴室乾燥機によって費用は異なるものの、電気式の場合は工事費用を含めて10万~25万円程度の初期費用が発生するのが一般的です。 さらに、浴室乾燥機を用いる際にも電気代が発生します。乾燥機のように熱を発する電気機器は電気代が高くなりがちなので、ランニングコストも軽視できません。特に、昨今はエネルギー価格の上昇もあって電気代が高騰しています。浴室乾燥機を購入した後の電気代まで考えないと、家計にとって思わぬ負担増になりかねません。
4人家族の浴室乾燥機の電気代はどのくらい?
家族4人分の洗濯物を浴室乾燥機で乾かすときに、いくらの電気代が発生するのかシミュレーションします。条件は以下のとおりです。 【シミュレーション条件】 ●乾燥時間は洗濯物1kgにつき1時間→4人家族の場合は1日4時間浴室乾燥機を使う ●浴室乾燥機の乾燥機能の消費電力は1時間あたり1.3kW ●1kWhあたりの電気代は31円 浴室乾燥機を4時間稼働させた場合、1日あたりのコストは「1.3kw×4時間×31円/kWh」で約161円です。1ヶ月に換算すると約4800円となります。年間に換算すると約5万8000円となるため、決して安くはないコストです。 なお、外気温が低い冬場に運転する場合や消費電力量が多い強運転をする場合は、さらに電気代がかさみます。ケースによっては、1時間あたりのコストが約60円、1ヶ月あたりのランニングコストが約7200円になるケースもあり得ます。 年間5万8000円のコストをどう捉えるかは、個々人の価値観によるでしょう。浴室乾燥機を導入するメリットとのバランスを鑑みて、導入するかどうかを判断しましょう。