「勝てばセンバツ当確」東海大会準決勝を展望する!打線に勢いがある常葉大菊川、2試合連続コールド勝ちの岐阜第一がやや有利か
岐阜勢対決は2試合コールド勝ちの岐阜第一に勢い!大垣日大は期待の1年生左腕に期待
岐阜勢対決となる大垣日大と岐阜第一の試合は、県大会準決勝の再戦でもある。その時は大垣日大が6対0と快勝しているが、もちろん岐阜第一も巻き返してくるであろう。 大垣日大は決してスピードがあるワケではないが「指によくかかっているので、球の切れがよく、手元で伸びていくタイプ」と高橋正明監督も評価する1年生エースの左腕・谷之口 翔琉投手が軸。また、攻撃ではリードオフマン山口 誠之助選手(2年)と5番にいる藤野 秀選手(2年)がカギとなりそう。ことに山口選手は打撃もシュアで常に次の塁を狙う姿勢も強く、出れば必ずといっていいほど盗塁を決めてくる。藤野選手は勝負強い。これに4番で主将の西河 遥人捕手(2年)が調子を取り戻してくれば、さらに打線は強固になっていくであろう。 岐阜第一は東海大会初戦では掛川西、2回戦では三重県1位の海星にいずれもコールド勝ち。大会に入って調子は上がっている。昨秋も県大会優勝しているが、その時の左腕エース水野 匠登投手(2年)がエースで4番としてチームの軸となっている。灰谷 叶翔遊撃手(2年)、永安 弘和捕手(2年)、兼松 秀真主将(2年)らも前チームからのメンバーである。上農 奎人選手(2年)も経験豊富だ。田所孝二監督としても、福知山成美時代から遠ざかっている甲子園出場を果たしたいところだ。 岐阜第一としては過去春4回、夏2回の甲子園出場実績がある。県内のライバルともいえる大垣日大を下して、2001年春以来の甲子園出場を掴み取りたいところであろう。地域性も加味されるセンバツの選考。この試合の敗者は、東海3枠目としては、不利になることは否めない。 実績のある4校が登場する準決勝に期待は高まる。