18日(月)午前0時の東京の星空

　国立天文台によると、しし座流星群がきょう17日(日)夜からあす18日(月)未明にかけて見頃を迎えるという。日本海側では雨や雪が降り、太平洋側でも雲の広がる所が多いものの、九州から関東にかけては晴れ間の出る所がある見込み。雲の隙間から、しし座流星群を観察するチャンスはありそうだ。

しし座流星群とは

18日(月)午前0時の大阪の星空

　国立天文台によると、しし座流星群は過去に多くの流星嵐が記録されていることで有名な流星群だという。過去には激しい流星嵐が観察され、2001年11月には日本でも1時間あたり1000個を超える流星が観察されたそうだ。ただ、2003年以降は流星数が少なく、今夜からあす18日(月)未明にかけては1時間に3個程度の星が流れる予想だという。

日本海側では雨や雪に

17日(日)夜遅くと18日(月)未明の天気分布

　肝心な天気はというと、日本上空には今シーズンこれまでで一番強い真冬並みの寒気が流れ込むため、今夜からあす18日(月)未明にかけては日本海側で雨や雪が降り、太平洋側でも雲の広がる所が多くなりそう。ただ、九州から関東にかけては、範囲は狭いものの晴れ間の出る所がある見込み。雲の隙間から、しし座流星群を観察するチャンスはありそうだ。

流星群観察のポイント

18日(月)午前0時の福岡の星空

　国立天文台によると、流れ星を観察する際は「できるだけ街灯など人工の明かりが少ない場所を選び」「月のある方向を正面にして観察するのは避ける」と良いそうだ。また、「暗闇に目が慣れるまで最低15分は観察」し「望遠鏡や双眼鏡など特別な道具は必要なく肉眼で観察する」と良いという。

18日(月)午前0時の気温・風の予想

　加えて「立ったまま観察すると上を向いた無理な姿勢を長時間続けることになるため、レジャーシートなどを用意して寝転がったまま観察できる準備をしておくと、楽に長時間観察を続けることができる」としている。 　なお、今夜からあす18日(月)未明にかけては冷たい北風が強まる見通しのため、流星群観察は寒さ対策を万全にして楽しんでほしい。 （気象予報士・鈴木悠）