「自分の事を小川さんが救ってくださった」“府川唯未&田中稔の娘”田中きずなが19歳同期タッグで涙の復帰戦!
13日、両国国技館でマリーゴールド『MARIGOLD Summer Destiny 2024』が開催。第1試合では[tWintoWer]天麗皇希&後藤智香vsビクトリア弓月&田中きずなが行われた。 田中きずなは、田中稔&府川唯未という名プロレスラーの両親から生まれたサラブレッド。 母・府川さんが頭の怪我が原因で引退していたことから両親ともにきずながプロレスラーになることを大反対していたが、きずなは強い意志を持って説得。高校卒業後の2023年4月2日に憧れのプロレスリングWAVEにてデビューを果たした。 今年1月12日に行なわれたアルシオンの卒業興行『ARSION THE FINAL~卒業~』に出場した際には、「不本意な引退をしたお母さんがやり残したことは全て私がやる」という決意を宣言。大会後には母娘にロッシー小川を交えた3人で記念撮影を行っていた。 その後の4月11日から体調不良により長期欠場に入っており、今年7月1日付でWAVEを退団。きずなの動向に注目が集まっている中で、本大会の前日会見でマリーゴールドに入団することを発表した。 170cm以上の高身長タッグであるツインタワーと19歳タッグの対決となったが、弓月&きずなのハイスピードや丸め込みを的確に切り返した皇希がビッグブーツを叩き込み、後藤が得意のジャイアントスイングで一進一退に。お互い息のあった連携攻撃を見せていき、きずなが母直伝の腕ひしぎで捕らえるも10分1本勝負という短さゆえに時間切れ引き分けに。
試合を終えて弓月は「きぃたんの復帰戦をタッグパートナーとして迎える事ができて本当に私は嬉しいです。この同世代タッグどうでしたか?私はきぃたんと今後タッグを組んで、マリーゴールドの頂点に立っていきたいし、それが私達なら必ずできると思ってます」と笑顔で宣言。 きずなは「3ヶ月間大好きなプロレスができない期間があって、毎日毎日ほんとにプロレスがやりたくて!旗揚げ戦とかも配信で見てたんですけど、もう悔しくて悔しくて。自分もそこに居たいし、その時自分部屋で見てたんですけどなんで自分こんなことしてるんだろう?こんなところで立ち止まってるんだろうってすごい思ったし。それで自分の事を小川さんが救ってくださって、助けてくれて。私が恩返しがしたいと言ったら、これから頑張ってくれたらそれで十分だと小川さん言ってくださったんですけど、私がマリーゴールドを女子プロレス界の頂点にすることが私からの小川さんへの恩返しになると思っているので、これから精一杯頑張っていきたいと思ってます。やっとの思いでリングに上がる事ができて、今日やっぱりここに来たからには頂点を取りに来てます。私はこれから弓月と同世代2人で組んで、マリーゴールドの頂点、そして2人で女子プロレスの頂点にいきたい。もちろんベルトも狙っていきたいし、これからどんどんどんどん上に登っていくので、私の事を信じて期待していてください」と、涙目になりながらも母譲りの強い眼差しで語った。 試合をしていない3ヶ月間は田中稔と毎日筋トレを行い、両親からも『怪我だけはするなよ、思いっきりやれ』と太鼓判を押されたというきずな。 七光りではない実力派若手レスラーの今後の活躍に注目だ。